ASDの特徴は、年齢によって現れ方が異なります。以下に幼児期・学童期・成人期のそれぞれの代表的なサインを挙げます。
幼児期(0~5歳ごろ)のサイン
- 視線が合いにくい、名前を呼ばれても振り向かないことが多い
- 「バイバイ」などのジェスチャーや指差しが少ない
- 言葉の発達が遅れている、または言葉はあるが一方的に話し続ける
- ごっこ遊びや友達と一緒に遊ぶことへの関心が薄い
- 特定のルーティンへのこだわりが強く、変化に強く抵抗する
学童期(6~12歳ごろ)のサイン
- 友人関係の作り方や維持が難しく、孤立しやすい
- 冗談や皮肉が理解しにくく、言葉を言葉どおりに受け取ることが多い
- 特定の教科や趣味に突出した関心・能力を示す
- 授業中や集団場面でのルール理解・場の空気の読み取りが苦手
- 感覚の偏りにより、給食の食感・体育着の素材などを強く嫌がる
成人期のサイン
- 職場での人間関係や暗黙のルールの理解に困難を感じる
- 予定外の変更やマルチタスクへの対応でストレスが大きい
- 会話の文脈をつかみにくく、コミュニケーションにエネルギーを要する
- 特定の分野への深い知識や高い集中力を持つ一方、不得意な分野が極端
- 長年にわたり「変わっている」と言われてきたが、理由がわからなかった
成人になってからASDと診断される方も少なくありません。幼少期から「生きづらさ」を感じてきた場合も、今からでも診断を受け、適切な支援につなげることが大切です。



