PMDDの正確なメカニズムはまだ完全には解明されていませんが、現在の研究では以下のような要因が関与していると考えられています。
- ホルモン変動への過敏な反応
- セロトニンの働きの低下
- 生まれつきの体質(遺伝的要因)
- ストレスや生活習慣の影響
- うつ病や不安障害などの精神的不調との関連
月経前には、エストロゲンやプロゲステロンといった女性ホルモンの分泌量が変化します。PMDDの方は、ホルモン量そのものに大きな異常がなくても、その変化に脳が敏感に反応しやすいと考えられています。
また、気分を安定させる働きを持つ神経伝達物質であるセロトニンの機能低下も関係しているとされています。ホルモンバランスの変化によってセロトニンの働きが弱まると、イライラや抑うつ、不安感などの精神症状が現れやすくなります。
さらに、遺伝的な要因や体質も発症に関与している可能性があります。加えて、強いストレスや睡眠不足、食生活の乱れなどは症状を悪化させる要因となることがあります。
うつ病や不安障害、PTSDなどの既往がある方は、月経前の気分変化がより強く現れやすく、PMDDとの関連が指摘されています。これらの要因が複合的に関わることで、PMDDが発症すると考えられています。



