診療内科・精神科・児童精神科 むすびメンタルクリニック

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学校 行きたくない・子ども 不登校

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子どもが学校に行きたくないとお悩みの方へ

「明日は学校に行きたくない」というお子さんの言葉に、どう向き合えばよいか迷っている保護者の方は少なくありません。一時的な気持ちの波なのか、それとも心や体に何らかのサインが出ているのか、判断が難しいケースも多くあります。
この記事では、学校に行きたくない原因や家庭でできる対応、そして専門機関への受診を検討するタイミングについてわかりやすく説明します。お子さんの状況を整理するための参考にしてください。

学校に行きたくないときに親がまず知っておきたいこと

子どもが「学校に行きたくない」と口にすることは、特定の子どもだけに起こる特別なことではありません。学年が変わる時期や試験前後、友人関係に変化があったときなど、誰もが一時的に登校への気持ちが揺らぐことがあります。こうした状態は、心身が環境の変化に適応しようとしている自然な反応の一つです。
ただし、欠席が週に複数回続いたり、朝になると体の不調を訴えるパターンが繰り返されたりする場合は、注意が必要です。本人が「行きたい」という気持ちを持っていても、気力や体力が追いつかないケースもあります。心身のエネルギーが低下し、自分ではどうにもできない状態になっていることもあるため、怠けているだけと決めつけずに状況を丁寧に観察することが大切です。子どもの変化に気づき、適切なサポートにつなげることが、長期化を防ぐうえで重要な鍵となります。

学校に行きたくない原因

学校に行きたくない背景にはさまざまな要因が絡み合っています。代表的な原因を以下に紹介します。

友人関係のストレス

いじめや仲間外れ、SNS上でのトラブルなど、友人関係に起因するストレスは、登校をためらう原因として多く見られます。子ども自身が「大したことではない」と感じていても、毎日の積み重ねによって精神的な負担が増していくことがあります。また、特定のトラブルがなくとも、グループの中での立ち位置への不安や、気の合う友人がいないといった状況も、学校への足を遠のかせる要因になり得ます。表面上は何も変わっていないように見えても、子どもの内側に緊張や不安が蓄積されている可能性があります。

勉強への不安・学習のつまずき

授業についていけない、テストで思うような結果が出ないなど、学習面での悩みが登校しづらさにつながることがあります。特に、苦手科目が増えたり、周囲との学力差を強く意識したりすると、学校そのものがプレッシャーに感じられる場合があります。
また、発達特性によって特定の学習に困難を抱えているケースもあります。十分なサポートを受けられない状態が続くと、自分はできないという感覚が強まり、自己評価の低下につながることも少なくありません。
学習のつまずきは、早い段階で気づき対応するほど改善しやすいため、成績や学習への意欲の変化にも注意を向けることが大切です。

先生・学校環境との相性の問題

担任の先生との関係や、学校のルール・雰囲気が子どもの特性と合わないと感じることも、登校しぶりの背景になることがあります。先生の指導スタイルや言葉の受け取り方は子どもによって異なり、傷つきやすいと感じる言動が積み重なることで、学校全体への不信感につながるケースもあります。また、教室の騒がしさや集団行動が苦手な子どもにとっては、学校環境そのものが大きなストレス源となることもあります。個々の特性に合った環境や配慮の有無が、登校意欲に大きく影響します。

生活リズムの乱れ・身体的な問題

夜更かしや睡眠不足による生活リズムの乱れは、朝起きられない・体がだるいといった身体症状として現れ、登校困難につながることがあります。また、頭痛や腹痛、吐き気など、精神的なストレスが身体症状として表れる「心身症」のケースもあります。本人は体の不調を感じていながらも、検査では異常が見つからないことも多く、仮病と誤解されることも少なくありません。身体症状が繰り返し現れる場合は、心と体の両面からのアプローチが必要なこともあります。

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学校に行きたくないときの対処法

家庭でできる対応として、以下の3つのポイントが挙げられます。まずは子どもの状態をよく観察し、焦らず関わることが重要です。

無理に登校させようとしない

「今日だけ頑張って行ってみて」という声がけは、子どもにとってさらなる負担につながることがあります。無理に登校を促すことで、学校への恐怖感や嫌悪感が強まり、かえって回復までに時間がかかってしまう場合もあります。まずは休んでもいいという安心材料を作ることが、状態の改善につながる第一歩です。休息をとることで心身が回復し、自分から動き出せるようになることもあります。欠席が続くことへの不安は保護者自身も感じますが、焦らず子どものペースに合わせることが大切です。

子どもの気持ちを否定せずに聞く

「なぜ行けないの?」「そのくらい我慢しなさい」といった言葉は、子どもが気持ちを打ち明けることをためらわせる原因になります。まずは「そう感じているんだね」と子どもの気持ちをそのまま受け止める姿勢が大切です。解決策をすぐに提示するよりも、じっくり話を聞く時間をとることで、子ども自身が気持ちを整理しやすくなります。話せる環境が整っていると感じたとき、子どもは少しずつ本音を伝えてくれるようになります。焦らず、否定せず、寄り添うことが支えになります。

安心できる環境を家庭内につくる

学校に行けていない間も、子どもが「ここにいていい」と感じられる場所が家庭であることが重要です。起床・食事・就寝のリズムをできる範囲で整え、日常の安定を保つことが心身の回復を支えます。また、趣味や好きなことに取り組める時間を確保することで、自己肯定感の維持にもつながります。「学校に行かない自分はダメだ」という思い込みを強めないためにも、家庭内でのポジティブな関わりを意識することが大切です。子どもが安心して過ごせる居場所が回復の基盤となります。

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受診を検討すべきサイン

お子さんの不登校の背景には、適応障害や起立性調節障害、あるいは発達特性(ASD・ADHD)による感覚過敏や集団生活への疲れが隠れていることがあります。以下のような状態が続いている場合は、専門機関への相談を検討することが大切です。

【身体的なSOS】

  • 学校に行く時間になると、頭痛・腹痛・吐き気・微熱などが現れる
  • 休日は元気でも、平日の朝だけ起き上がれない
  • 夜なかなか眠れず、朝は強い眠気で起きられない状態が続いている
  • 昼夜逆転の生活になり始めている
  • 食欲が極端に低下している
  • ストレスから過食傾向がみられる

【精神的なSOS】

  • 学校の話題を出すと泣き叫ぶ、強い不安やパニックを起こす
  • 反対に、無気力な状態が続き、一日中ぼんやりしている
  • 「学校に行けない自分はダメだ」と強く自分を責めている
  • 家族に対して攻撃的になることが増えた
  • 「消えたい」「死にたい」などの言葉がみられる
  • 以前は楽しんでいた習い事や遊びにも興味を示さなくなった
  • 自室に閉じこもる時間が長くなっている

【背景にある特性や困りごとのサイン】

  • 教室の音やにおい、人の多さなどに強いストレスを感じている
  • 学校にいるだけで極端に疲れ切ってしまう
  • 友達との距離感がつかめず、人間関係のトラブルを繰り返している
  • 周囲に気を遣いすぎて、集団生活で強く消耗している
  • 読み書きや計算など、特定の学習だけ極端に苦手としている
  • 知的な遅れはないものの、授業に強い苦痛を感じている

これらのサインは、単なる「怠け」や「甘え」ではなく、心や身体が限界に近づいているサインである可能性があります。早い段階で専門的なアセスメントや支援につなげることで、お子さんに合った対応方法を見つけやすくなります。

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病院で行う診察・サポート内容

精神科・心療内科では、子どもの状態に合わせてさまざまな診察やサポートが行われます。以下に病院で行うサポート内容を紹介します。

01

背景と要因の特定

背景にある困りごとの原因を探るため、丁寧な問診が行われます。お子さんの生育歴、学校での人間関係、学習面での困りごとなどを聞き取り、背景に発達特性(ASDやADHD)、学習障害(LD)、あるいは起立性調節障害(OD)などの身体疾患が隠れていないかを評価します。
また、心理検査や知能検査(WISC-Ⅴ等)を通じて、お子さんの「得意不得意」や「物事の捉え方のクセ」を可視化します。なぜ今の環境でエネルギーを消耗しているのか、客観的なデータに基づいて原因を分析することが、適切な支援への第一歩となります

02

学校との橋渡し

医療機関は、家庭と学校を結ぶ「架け橋」としての役割を担います。医師が現在の状態を総合的に判断し、必要に応じて診断書や意見書を発行します。これにより、学校側へ「完全な休養の必要性」や、再登校を目指す場合の「別室登校」「登校時間の短縮」「学習面での合理的配慮」などを具体的に提案します。
医師の意見書や診断書が、学校側と状況を共有する際の参考になることがあります。そのため、親御さんがお一人で交渉する負担の軽減につながる可能性があります。お子さんにとって「無理のない安全な環境」を学校内に再構築していくことは、回復の土台となります。

03

本人への心理教育や家族支援

お子さんに対しては、カウンセリング等を通じて「自分の特性やストレスのサイン」を理解し、自分を責めずに過ごすための心理教育が行われます。お子さんが自分の状態を理解し、無理なく過ごせる方法を一緒に考えていきます。
また、親御さんに対しても、家庭での接し方や見守り方のアドバイスが行われます。不登校はご家族全体の不安が大きいため、家庭を「安全基地」にするための具体的なコミュニケーション技法を共有し、親御さんの心理的負担を和らげることで、お子さんが安心して休める環境作りをサポートします。

04

薬物療法

不登校そのものをお薬で治すわけではありませんが、付随して現れるつらい症状を和らげるために対症療法が行われることがあります。例えば、夜眠れない(不眠)、不安でパニックになる、気分の落ち込みが激しい、あるいは衝動性が強く落ち着かないといった症状に対し、少量のお薬が検討されます。
お薬はあくまで「強い不安や不眠などの症状を和らげ、自分らしく考える余裕を取り戻すための補助」となる場合がほとんどです。症状を緩和することで、睡眠リズムを整えたり、日中の過度なイライラを抑えたりして、心理療法や環境調整に取り組みやすくするためのコンディション作りとして慎重に活用されます。

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学校に行きたくない状態を放置した場合のリスク

登校しぶりや不登校の状態を「そのうち解決するだろう」と放置していると、状況が長期化・深刻化するリスクがあります。
心理的な面では、自己否定感や無力感が積み重なり、心の不調がさらに強まってしまうことも少なくありません。さらに、昼夜逆転の生活が定着すると、将来の就学や就労への移行に影響を及ぼす可能性もあります。
早い段階で適切なサポートをすることで、回復につながりやすくなります。「まだ様子を見よう」と対応を先延ばしにすると、支援の選択肢が限られることもあるため、気になるサインがあれば早めに専門家へ相談することが大切です。

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当院の学校に行きたくない状態に対する取り組み

当院では、子どもから大人まで幅広い年齢層を対象に、不登校・登校しぶりに関する相談・診察を行っています。

対応できる治療・サポート体制

当院では、日本精神神経学会 精神科専門医が不登校や学校しぶりの背景を丁寧にアセスメントし、現在のエネルギー状態を見極めたうえで、必要に応じて診断書の発行や環境調整を行います。学校との連携方法や別室登校などの合理的配慮についても助言し、安心して休める環境作りを支援します。
また、発達特性(ASD・ADHD)や過剰適応による生きづらさも含めて総合的に評価し、必要に応じて薬物療法を検討します。
さらに、公認心理師によるカウンセリングや家族支援、地域の福祉・教育機関との連携を通じて、「学校に戻ること」だけでなく、その子らしく安心して成長できる環境づくりを支援します。

初めて受診される方へ

初めて精神科・心療内科を受診することに不安を感じる方も多いかと思います。当院では、初診の方にも安心して来院いただけるよう、丁寧な対応を心がけています。
受診の流れは、Web予約またはお電話でのご予約→来院・問診票のご記入→医師による診察(目安として30〜60分程度)→処方・次回のご予約となります。
「何を話せばよいかわからない」という方も大丈夫です。気になっていること、日頃感じていることをそのままお話しいただければ、医師が丁寧にお聞きします。ご家族の付き添いにも対応していますので、お子さんと一緒にご来院ください。

FAQ

学校に行きたくない状態に関するよくある質問

学校の行き渋りに関して保護者の方からよくいただくご質問をまとめました。

Q

朝になると学校に行けなくなるのはなぜですか?

A

朝になると体が動かない、腹痛や頭痛が起きるという状態は、「起立性調節障害」や自律神経の乱れによって引き起こされることがあります。また、学校への不安やストレスが身体症状として現れるケースも多く見られます。本人の意志の問題ではなく、心身の状態に原因があることが少なくありません。気になる場合は、内科や精神科・心療内科への相談を検討することが、状態の把握につながります。

Q

親や先生にどう伝えればいいですか?

A

大人への相談をためらうお子さんは多くいます。まずは「今、学校がつらいと感じている」という気持ちをそのまま伝えるだけで構いません。具体的な原因が言葉にできなくても、「なんとなくしんどい」「朝体が動かない」という状態を伝えるだけで構いません。保護者の方は、お子さんが話してくれたことを否定せず受け止め、必要であれば一緒に学校の先生や専門家に相談する橋渡し役を担っていただくと、お子さんの安心感につながります。

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「これは受診するほどのことなのか」と迷っている方も、一人で抱え込まずにご連絡ください。子どもの変化に気づいた早い段階でご相談いただくことが、適切なサポートへつながる近道です。
むすびメンタルクリニックは、大阪・京橋駅から徒歩2分の心療内科・精神科です。子どもから高齢者まで幅広い年代の患者さんに対応しており、患者さん一人ひとりに寄り添った診療を行っています。

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