SNSで疲れる方、依存が気になる方
こんばんは。
院長の植家です。
皆様は、普段の生活の中で、Twitter、Instagram、TikTok、YouTubeなどを利用していますか?
それらを知らない、あるいは利用していないという方は少ないのではないかというくらい、生活において身近なものになりました。最近の若者はテレビよりも、SNSを通じて情報を受け取ったり、誰かとコミュニケーションをしたりということが多いようですね。
家に帰ってからでないと好きな番組が見れなかった時代とは違い、片手に収まるスマートフォンでいつどんな時でも情報を得ることができ、楽しめる時代になりました。たくさんの情報が入ってくるということは、これまで知らなかったことを知る機会が増えることに繋がるため、大きな喜びや楽しみを得られていることでしょう。
また、人間関係においても、SNSは大きなメリットがあります。リアルの世界で人間関係を広げていき、その中で自分に合う人を探すということは、簡単なようで難しいことです。学生時代などは特にそう感じるかもしれません。自分が選んだ、自分に合うコミュニティでの活動ではないでしょうから、「ここでやっていかなければならない」と半ば強制的に人間関係を営んでいかなければならない状況にある方も多いでしょう。
しかし、SNSでは自分が選んだ相手やコミュニティーの中で会話したり活動ができるので、自由を手にすることができます。そういった自由は、心のゆとりにも繋がり、安心感を得ることができるのではないでしょうか。
しかし、お気付きの通り、メリットだけではありません。
知りたくない情報が、フィルターにかけられることなく、ダイレクトに私たちの元に届くようになっているため、知らぬ間に傷ついてしまうこともあるのではないでしょうか。
また、SNSは知らない人とのコミュニケーションが簡単に取れ、いいねやリツイートといった機能で人からの評価が受け取りやすくなっています。全く顔の知らない人からのそういったアクションは、嬉しいと感じることもありますが、内容によってはつらいと感じることもあります。全く知らない人からの、誹謗中傷も問題になっていますね。
このように、SNSは使い方によって良くも悪くもはたらくものです。
だからこそ、SNSとの付き合い方も日々考えなくてはなりません。自分にとってメリットがあるうちは良いかもしれませんが、知らぬ間にデメリットに変わる可能性を充分に秘めています。
皆様は、SNSとの付き合い方や、自分の守り方について考えた上で利用していますか?
この問いに、今一度耳を傾けて欲しいと思います。
自分でSNSを開いてはいるものの、SNSを開くと疲れてしまうと感じたり、つらいと感じるようであれば、そっと携帯をシャットダウンし、気分転換に出かけてください。
自分と他者を比較し、落ち込むことがあれば、そのSNS自体を今後も利用していくかどうかを、考える必要があると思います。
日本人は特に、「周りの皆がやっているから、私もやらないと」と考える癖がついてしまっています。しかし、その考え方が自分に合っているかどうかは、時と場合によるでしょう。
自分を守るためには、周りがやっていることを「あえてやらない勇気を持つ」ことも必要だと思います。
SNSとの付き合い方について、そういった話題もカウンセリングの中で取り扱うことができます。
「悩みの相談はSNSでは難しい・・・」、そんな時にリアルだけど、少しリアルからは遠いところで相談してみるのはいかがでしょうか?